王子動物園タンタンからはじまる

パンダの育て方も幼稚園のような集団保育から
家族単位の育て方に変化しているそうで

今日は神戸市立王子動物園で「中国ジャイアントパンダ保護研究センター専門家による講演会」に参加、パンダの話をたっぷり聞かせていただきました。
王子動物園のパンダのタンタンちゃんは、阪神淡路大震災で被災した神戸市民〜特に子どもたちに勇気を与えようと2000年7月16日に神戸にきました。また中国とつながりの深い神戸との友好交流を進める目的もあります。
神戸の動物園といえばパンダ!と、この22年間タンタンの飼育をしていました。中国から来日した専門家お二人は、5月11日に来園し、来週中国に戻ります。この間、高齢でもあり、心臓疾患が見つかったタンタンのため、病状の把握と健康管理に関するアドバイスをいただき日中双方で協力して治療に取り組んできました。
パンダの飼育員、王(おう)さんからは「ジャイアントパンダ1才までの成長の変化」
獣医師の成(せい)さんからは「野生ジャイアントパンダの救護と野生復帰」と題してお話くださいました。
どちらも大変興味深く、参加された方からの質問にもお答えいただきました。
中国で取り組んでいる野生復帰の取り組みの目的は『野生パンダの遺伝子の多様性を高め、絶滅の危機から救うため』であり「パンダを人工飼育などでペットのように飼うことは易しいが、野生の厳しい環境の中で生息していくのは困難である」という言葉が、人間にも共通しているようで奥深い言葉ですねと通訳の周(しゅう)さんもおっしゃっていました。
また、私は『日中友好神戸市会議員連盟』のメンバーでもあるので、パンダを通してこれからもさらに日中関係が良好であり、友好関係をつないでいけるように取り組みさせていただきます。

日中友好神戸市会議員連盟の大澤和士会長からお礼の言葉

後列:王さん、大澤会長、成さん、森本事務局長、沖久議員、加古動物園長
前列:松本議員、伊藤めぐみ、軒原議員、通訳の周さん