伊藤の政策 【 神戸市民のポテンシャルの高さを
活かして地域力が高まるまちへ 】

伊藤めぐみ

 人口が減っていく日本社会では、昔ながらの地域でのつながりや、隣近所での声の掛け合いが見直されています。様々な世代が共に住み、働き、育っていくまちづくりを、北区のそれぞれのエリア特性に応じて作り上げていきたいと思います。
それはハード面の整備だけではなく、一人ひとりの持つ力によって活力あるまちが作り上げられると考えます。人づくり、まちづくりは、伊藤にとって根底にある政策課題です。

防災福祉コミュニティの拡充で、
地域は地域で支え合う災害対策を!

 阪神淡路大震災の経験から、地域で災害に備える仕組みとして防災福祉コミュティがあります。この防コミに若い世代の方にもっと参加していただいて、もしもの時に支え動ける人材を育てていきます。
地域の防災について熟知している消防団とも協働する取組みを進めます。

農地や北区の自然環境を守る

  豊かな自然環境が広がる北区のまちを大切に守り育てます。
北区内には耕作放棄地となった田畑もあり、周辺農地への影響も出ています。
地域の農地を大切に活用する施策の実行と共に、緑の多い六甲山系、丹生山系の自然を大切に守ります。また貴重な生物の生態系を守るために、空気、水の循環環境のよい施策をすすめます。そして、イノシシやアライグマ、ニホンジカ等の有害鳥獣対策を強め、農産物を被害から守ります。

安心して暮らせる安全な街

 兵庫県とも連携して、六甲山系の大雨災害での崩落などの被害を防ぐための施策、川の氾濫のないように、護岸堤防の整備などをすすめ、安心で災害に強い北区をつくります。
地域の人たちが、互いに声をかけあい、見守り合うまちづくりにより、防犯機能を高めます。犯罪抑止効果は市民の力で高めることが大切です。
防犯カメラの設置補助など、地域防犯の取組みに積極的に神戸市の補助を求めます。

次世代へ地域文化の継承

 地域で長い間育まれた文化を大切に伝承出来るように必要な支援と広報を実施します。
北区に多い重要文化財等の維持、保存の取り組みや、観光資源として活用します
茅葺屋根の民家も政令市一番の数を誇ります(約800棟)。維持管理に費用がかかりますが、貴重な里山風景を失うことがないように茅葺民家を活用出来るように取り組みます。
50年後、100年後にも豊かな地域文化が未来の人に伝わるよう積極的に取り組んでいきます。

市民の力でグリーフ(悲嘆)ケアの取組みをすすめます

 災害や事件事故はいつ起こるかわかりません。
身近な人を突然失うことに寄り添う支援が出来るのがグリーフケアです。
親族や親しい人を亡くした子どもたちへのグリーフケアも大切な取り組みです。
今までは、葬儀や服喪により親類が集うなど、地域や親類といった人間関係からグリーフケアが自然に出来ていましたが、現在はその機能も低下しています。
震災を体験した神戸市民だからこそグリーフケアの取り組みや発信に大きな力を発揮できると思います。