象の背中
昨夜は「象の背中」という映画を日曜洋画劇場で見ました。
役所広司さんが体重を何キロも落として末期がん患者の最期を演じていたのは
鬼気迫るものがありすごいと思った。
でも・・・
初めのところで、末期がんを受け入れて一切の治療をしないと決意する過程が
スルリ・・
そして、妙によそよそしい言葉遣い(だんな様に敬語を使う)の奥さんには
自分の体に起きたことを隠しておく・・
(20数年間の夫婦関係ってそんなものなの?)
そして、案の定“愛人”がいたという設定。
強気な愛人は本人からのがんの告白も受け入れるが、
悲しい立場である・・
何か、リアルさが感じられなくて、「ふっう~~~ん」と冷めた感覚で見ていた。
しかもホスピスで迎える最期の時になって、
「愛人に分骨したい」
だの
「妻には愛人のことも言っておく」
だの
「ええかげんにせい!!」
夫婦の信頼関係も、結婚の誓いもなんなんだろう。
「人が死に向かうという、一番厳かな部分で
人間の醜さ、愚かさを見事に描ききった」ということなのでしょうか。
「世の中きれいごとだけではない」仕事上でも、人間関係でも、家族関係でも。
なんだか釈然としない、私です
そして、象って群れで生活して、家族を守り、人間よりもっともっとハートが
あるように思うんですけど・・・
いやまあ、フィクションの話にムキになってしまったわ。
今日はみどりの日、光を浴びに出かけて、元気だそうっと
めぐみ