神戸市室内管弦楽団の今後
今日の本会議で、こうべ未来会派から表題の決算質疑をいたしました。
答弁からは楽団員の努力を評価するものではなく大変残念でした。文化芸術については、数値に基づく費用対効果のみを求めるものではないと思いますし、神戸市内での経済波及効果を無視した議論に違和感を覚えます。
ただ、補助金が市民の税金である以上、市民の認知度や市内外への貢献度をさらに高める取り組みを、神戸市自身が率先して行う必要があります。
神戸市の都市戦略として神戸市室内管弦楽団を活かしたまちづくり・観光施策・文化芸術振興・文化庁補助による子ども達への音楽教育など、国際都市神戸、グローバル貢献都市神戸として【貴重な文化装置】のひとつとして利活用が求められていると思います。
今後は、10月1日の神戸市民文化振興財団理事会の結果を注視しつつ、引き続き神戸市会で補助金支出のあり方と市民貢献度について、質疑を重ねてまいります。
木戸議員の質疑「神戸市室内管弦楽団の取り組みに対する評価と今度の支援について」
神戸市室内管弦楽団に対し、市が令和9年度末(2027年度末)をもって補助金を廃止する方針を示したことは、市民や全国の音楽界に大きな衝撃を与えました。市はその理由として「集客が十分でないこと」を挙げられましたが、この方針発表後、楽団側は自らの存在意義をかけて必死の努力を展開されました。
その結果、本年5月、6月の定期演奏会では、それぞれ1700人を超える過去最高の観客を集め、会場をほぼ満席にするという極めて大きな成果を達成しています。危機を契機としたとはいえ、これほど短期間で多くの市民の心を動かし、足を運ばせた楽団の底力と、広報・集客への必死の取り組みは、高く評価されるべきと考えます。
市長もこの盛況ぶりに言及されたと聞き及んでおりますが、この「方針発表後の楽団の必死の取り組みと、それに応えた市民の熱量」を、市としてはどのように受け止め、評価されているか、率直な見解を伺います。
また、これほどのポテンシャルと市民の支持を見ると、今後の支援の在り方も柔軟に検討すべきではと考えますが、あわせて答弁を求めます。
以下は市長答弁の要約

神戸市室内管弦楽団の現状と市民の認識
- 神戸市民文化振興財団は補助金方針を提示後、まちかどコンサートの開催、SNS活用、楽団員による販促活動を実施。
- 5月・6月の演奏会来場者は1700名超だったが、8月は約1000名に減少。高水準での集客維持が課題。
- 市主催フォーラムでは、楽団の存在意義を認める意見が多数。参加人数は少なかった。
- 一方で、楽団の認知度が低く、公金支出継続への疑問も多数寄せられた。
- ネットモニターアンケートでは、楽団の知名度は約5割、有料公演に行ったことがある人は約1割。
- 補助金のあり方に関する自由意見では、「補助はしなくてもよい」が約200件中75件で最多。
今後の対応方針
- 10月1日に財団理事会が開催され、楽団の方針に関する新たな提案が市に提出予定。
- 市は提案を受けて対応を検討。
- 補助金方針決定のポイント
- 長期的な計画性
- 市民還元や認知度向上の取り組み
- 演奏収入の増加や民間支援獲得など、補助金に頼らない収支構造への変革策
- 上記施策の確実な実行と成果
- 市は提案内容を踏まえ、財団に見解を示し、令和9年度予算編成の中で補助金のあり方に関する方針を整理・提示予定。

