教職員の長時間労働の是正を!
今日は神戸市会本会議で、議員提出第18号議案「持続可能な学校の実現を求める意見書提出」のために、提案議員を代表して議場で提案説明をさせていただきました。
学校現場では教員希望者の減少、病気休職者や、早期退職者の増加などで、クラス担任が不在になるなど、深刻な教職員不足となっています。今後もこの状況が続いていくと、持続可能な学校が成り立たなくなる懸念があります。
給特法(『公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法』)が適用される教員の、長時間労働が是正され処遇改善されるよう、多くの議員の賛同をいただき、神戸市会から国への意見書提出がされます。以下、意見書の内容です。
「持続可能な学校の実現を求める」意見書提出
1.教職員の負担軽減を図る観点から、国として具体的業務削減策を示すこと。
(1)学習指導要領の内容を精選し、国が定めた標準授業時数内で収まらなくなっている「カリキュラム・オーバーロード」の実態を改善すること。
(2)教職員が文書処理に費やす時間が長時間労働の一員となっていることから、国が教育委員会や学校に送る文書を削減すること。
2.教職員定数を改善すること。
3.地方自治体での取組が確実に進むよう、人の配置・確保も含め、推進のための必要な財源確保等を行うこと。
私が中学校教員をしていた頃から、長時間労働が少しずつ改善されてはいるものの、教職員の疲弊、子どもたちの学びを保障する観点から、もう待ったなしだと考えています。