コミュニティデザイナー山崎亮さんの町づくりの取組み

第34回地方自治研究全国集会が神戸で行われました。

記念講演として山崎亮さん(コミュニティ・デザイナー、京都造形芸術大学教授)が

「まちの幸福論~コミュニティが、人を、まちを、社会をつくる~」というテーマで話されました。

1時間があっという間、会場内が笑いに包まれながら、地域の課題を地域に住む人たちが解決するための

コミュニティデザインについて語られ、地域行政に取り組んでいる参加者(ほとんどが公務員)が

身近に直面している課題にどのように考えて取り組んでいくべきかの方向性が示されたと思います。

人口が減っている地域、秋田、山形、和歌山、島根、山口、長崎・・・はみんな

最先端の地域である。

なぜなら今必死に取り組んでいる事柄が、今後、人口減少を迎える他都市においては

先進事例となるから!

「昔はよかった」「少子高齢化社会で税収は減って大変だ、厳しい」という後ろ向きでは

クリエイティブな発想は出てこないとも。

要望や陳情を行政に対して言うだけだった住民から、自ら活動する人が増える仕組みづくりへ。

「行政は、住民に言われてすぐ動くようではだめなんですよ」

それから、取組み報告として島根県海士町(あまちょう)の総合計画作成の過程について

島住民の方と、どのようにすすめていったかの詳細をお聞きしました。

町の総合計画をたてるためのワークショップ。

町の強みや、不安、特徴を分析し、未来を語る会を結成。

4つの視点(人に関する・暮らしに関する・産業に関する・観光に関する)でテーマごとに別れて

チームのごとに提案し、理念などを考えていく・・・

山崎さんの仕事としては、介入しすぎず、住民ができることを住民にしてもらうというスタンス。

町の総合計画として「島の幸福論」が出来上がり、海士町ならではの笑顔を追求していこうという

「海士町をつくる24の提案」が出来上がりました。

総合計画に基づく事業であり、議会での承認も得て、町民による町の活性化活動が始まります。

島に唯一ある高校が定員割れであり、「どきどききらきら島留学」をデザインして広報したところ

受験者が殺到!

これからの地方自治は、ファシリテーションスキルとヒアリングスキルで、声の大きい人の意見が通るだけでなく

小さな声でも、やる気につながる声を吸い上げていく仕組みが必要かな。

こんな町づくりなら、楽しいな。参加したいな。この町に遊びに行きたいな・・・と思える講演でした。

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コミュニティデザイナー山崎亮さんの町づくりの取組み”へ2件のコメント

  1. ふくろう より:

    私は、1970年2月生まれで、現在、失業中で求職中です。

    山崎さん、どこかで見たことあると思ったら、よく夕方のキャストに出ているかただった。
    まだお若いんでしょうね。

  2. ふくろう より:

    私は、1970年2月生まれで、現在、失業中で求職中です。

    普段800円の、大阪市営地下鉄と市バスの1日券が、土日祝だけ 600円ですので、土曜日は、うつ病予防に、出掛けます。

    いよいよ解散・総選挙ですね。

    選挙になれば、大谷信盛さんの個人演説会で大谷信盛さんや早苗さんや河野さんとお逢いできるのは、とても嬉しいのですが、
    支持率が下がり続けていますので、結果がとても心配です。

    それと、大谷信盛さんが離党しないかも心配です。

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