神戸市室内管弦楽団を活かした神戸の都市戦略を!
10月26日の本会議一般質問にて神戸市室内管弦楽団について質問しました。
【伊藤質問1】神戸市室内管弦楽団を活かした新たな都市戦略について
神戸市室内管弦楽団については、様々な議論を経て、このたび楽団を存続する方針が決定され、市としても一定の条件のもと支援を継続する方向性が示された。市は通知文において、市民還元や地域連携の発展的な取組、認知度向上の取組などを重視する考えを示しているが、こうした方向性を実現するためには、楽団単独の活動にとどまらず、市の施策と積極的に連携し、その高い芸術性を神戸の魅力発信に活かすべきではないか。例えば、スーパーヨット受入れを見据えたウォーターフロントエリアでの公演や、神戸港開港160周年に関連したイベントでの演奏、さらには神戸市混声合唱団との共演による国内外への発信など、多様な展開が考えられる。市としても楽団を支えながら、その強みを活かした新たな文化振興施策を積極的に進めるべきと考えるが、見解を伺いたい。

【久元市長答弁】
楽団を運営している神戸市民文化振興財団からの改革提案により、〔市民に還元する〕〔認知度向上を図る〕〔演奏収入と民間支援を増やす〕〔経営基盤マネジメントの強化〕による楽団の解体的出直しを行うことが示された。神戸市は市民や市議会からのご意見を踏まえ、財団から提案された改革が確実に実行に移され、改革の成果が示されること、特に【演奏収入と企業協賛などの目標合計5,801万円が達成】される見込みが明確になった段階で補助金を交付する条件とした。併せて、市民が演奏に触れられる機会の提供、地域の演奏家との連携、市民ニーズに応えるプログラム、民間支援獲得のための努力をしていただく。
【伊藤質問2】 新・神戸文化ホールの開館に向けて、神戸市室内管弦楽団と神戸市混声合唱団のレジデント(専属楽団)の位置づけを明確に、神戸市の顔として新たな文化ホールで役割と実力を発揮できるようにすべきと考えるがどうか?
【小松副市長答弁】
新・神戸文化ホールの整備基本計画には、大ホール中ホールは神戸市室内管弦楽団と神戸市混声合唱団がレジデントするホールとしてふさわしい機能を有したものとすると記載してあり、現時点でこの考え方に変更はない。今後改革を進めていただき、その推移を見た上でレジデントのあり方について検討が必要であると考えている。開館記念事業についても、新たなホールにふさわしい内容になるよう現在検討している。管弦楽団の参画については財団の意向を確認しながら検討していく。
【伊藤質問3】
団員報酬の見直しや事務局機能の合理化などを進めるなど、補助金依存率を下げることが目的化すると公的な役割が発揮できず、芸術水準が損なわれるのではないか。
【文化スポーツ局長答弁】
財団からの楽団改革の方針や必要な補助金額の提案は、財団理事会で専門家の意見も踏まえて、実現可能性が高いと判断されたものと認識している。財団からの提案金額を補助金として措置が出来るよう文化スポーツ局として来年度予算要求を行う。今回の提案は、芸術性の高い演奏と収支構造の維持に関して財団において検討された結果であると受け止めている。また、楽団員有志によるまちかどコンサートや、SNS情報発信、演奏終了後のお見送りメッセージなど団員みずからの改革の意識の浸透も進んでいると認識している。このような団員の主体性を尊重した活動は、広く市民や地域に愛され、支えられる神戸の楽団に生まれ変わるためには必要なことだと認識している。
【伊藤要望】
①中ホールが出来るまでの代替ホールでは、客席数も少なくチケットも入手困難となるのではないか。新・神戸文化ホール大ホールで、神戸市室内管弦楽団に素晴らしい音楽を奏でていただきたい。
②市民のみなさまに応援していただく、市内外の企業に協賛いただくという新たな仕組みづくりと広報周知を。
③市民還元として以下の制度は拡充、補助金の適正な確保を
🌟のびのびシート➡市内の小中学生は無料招待
🌟チケット➡25歳以下の方は1000円で鑑賞できる
🌟子連れ鑑賞する際は、無料保育に預けることができる
④文化振興条例を制定するなど、神戸市の財政状況によって文化芸術の方針が揺らがないよう神戸の芸術文化を守っていただきたい。
⑤神戸文化ホール前に“文化の灯“がある。現在の文化ホールが移転後も、文化の灯を灯し続けてほしい
【伊藤の考え】
補助金のあり方について
楽団のことを市民のみなさんに広く知っていただき、市民のみなさんに楽しんでいただける機会を増やしていくことが求められています。学校や児童養護施設、高齢者の方、様々な市民に還元する楽団であり、公的な役割を発揮し、質の高い音楽を届けるために、必要な財源は確保されるべきではないでしょうか。

【神戸市室内管弦楽団】1981年に神戸市が実力派の弦楽器奏者たちを集めて室内合奏団として設立。国内外の第一線で活躍する指揮者・ソリストとの共演を重ね、2018年に管楽器群を加えて室内管弦楽団となりました。2021年に鈴木秀美が音楽監督に就任し、古典派音楽を中心にしつの高いアンサンブルの追求を続けています。神戸文化ホールを拠点に、定期演奏会、姉妹団体である神戸市混声合唱団との合同定期演奏会の他、地域へのクラシック音楽普及など、公共の楽団としての活動も精力的に行っています。
【新・神戸文化ホール】神戸市では、神戸文化ホールの老朽化に伴い、神戸三宮TWINGATE(1期)ビル内の4階から8階に整備され2028年6月開館予定です。ネーミングライツパートナー企業の募集で、2028年4月1日より「シスメックス神戸文化ホール」となる予定です。


