令和5年度水道局の決算質疑
神戸市水道は明治33年(1900年)に給水を開始しました。昨日の田辺眞人先生のお話によると、当時は狭い市域のため、井戸とトイレが近距離にあり、水道事業を整備する必要があったからだそうです。
今日は私から、こうべ未来市会議員団を代表して、要望1点、質疑2点(7項目)を質疑しました。
【要望】「ウォーターPPP」について~国において、職員の不足・高齢化などの課題がある中小規模の水道事業者等、対応が急務となっている自治体で検討するようにとのことで、本市は該当しない。本市の持つ水道技術力をさらに高めること、水道技術職による技術の継承を行い、災害対応や広域連携でも他都市に貢献ができる、何よりも市民が安心して水道サービスを受けることができる制度を維持することを要望しました。
【質疑1】災害への備えについて ①他都市と比較した水道施設耐震化の状況について ②国庫補助については、国家予算要望を強化していくべき、水道料金納付に関するお困りごとの相談には丁寧に対応していただきたい ③能登半島地震での災害対策について ④職員の災害対応という事態を想定した技術・技能の継承の取り組みについて ⑤応急給水拠点の周知と訓練の取組について
【質疑2】「令和6年度日本水道協会全国会議」「2024神戸水道展」の開催(2024.10.9~10.11神戸で開催)について ①水道イノベーション賞について『AI審査アプリを活用した給水装置工事図面審査』(大賞)『スマート応急給水!ローコードツールを活用した情報共有~情報共有の効率化による負担軽減に向けて~』(特別賞) ②水道業界への貢献について
能登半島地震への災害支援派遣は、災害派遣経験のある職員と経験のない職員が一緒になって派遣され、現場で復旧業務に携わった。神戸市では水道特別職を今後も年10名程度採用し、技術力向上をはかり、OJTの充実や、業務改善ができる仕組み、業務を効率よく変えていきながら学べる職場環境を作っていくとのことでした。
私から、北区の桂木小学校内にある『ふっQ水栓』の防災福祉コミュニティでの活用訓練や、災害時に学校内で小中学生が理解できているような取組を要望しました。
来年2025年1月17日に、神戸は震災から30年を迎えます。災害時の応援、受援ができる環境づくりと、神戸市水道をさらにハイレベルな業務に携われる職場環境を、女性も働きやすい環境を求めました。