さらに「認知症の人に優しいまち」へ!
神戸市では、認知症の人に優しいまちを掲げて取り組んでおり、制度の充実を図る一方、認知症に対する予防や見守り、接し方など、認知症への理解を深めていく取り組みが不十分であると思います。誰もが安心して年を取ることができるように、家庭や地域で認知症の人を見守る政策の充実が求められています。
福岡市では、全ての市民がケアに参加できるまちを目指す。2018年から認知症フレンドリーシティプロジェクトを推進。市民が認知症について短時間で学び、家庭や病院施設や救急現場で即効性のあるユマニチュードを導入し、どのように認知症の方と関わるかを市民が学ぶ取り組みを進めています。
(ユマニチュードというのは、フランスで生まれた、人間らしくあることを大切にする介護ケア技術のことです)
認知症になっても住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまちづくりのために、福岡市など他都市の先進事例も参考にしながら、本市においても、ユマニチュードの普及啓発を行い、認知症の方への周囲の関わり方や配慮の仕方を広く市民が知る機会を作り、広げてはいかがでしょうか。
【副市長答弁】
認知症の人にやさしいまちについてでございます。ご紹介をいただきましたユマニチュードはフランスで生まれた認知症のケアの技法で、能力や状態に応じて「見る」「話す」「触れる」「立つ」といった四つの援助によりまして、高齢者などを個人として尊重する介護技術であるというふうに承知をしてございます。
一方で、ユマニチュードは商標登録されておりまして、講師が認定インストラクターに限られ、介護施設などが認証を受けるには、年会費の支払いなど、様々な手続きを踏む必要があり、施設側に一定の負担が発生するものとなっているところでございます。
本市では、地域において認知症に対する正しい理解の浸透を図るため、地域住民や児童生徒、企業などに対して認知症サポーター養成講座を実施しておりまして、これまでに累計約15万人の方に受講していただいているところでございます。認知症サポーター養成講座では、認知症の人への接し方についても説明をしておりまして、例えば認知症の人への具体的な対応のポイントといたしまして、相手の目線に合わせる、優しい口調で穏やかにはっきりとした滑舌で話しかけるなど、ユマニチュードと共通した内容が含まれているところでございます。
こうした認知症の人と接する上でのポイントにつきましては、市のホームページにも掲載して啓発に努めているところでございます。
また安心すこやかセンター単位で、地域住民とともに実施をしております、認知症高齢者への声かけ訓練においても、認知症の人への声のかけ方をなどを体験をしていただいているとこでございます。
認知症の人に優しいまちづくりの推進のため、認知症サポーター養成講座や、講座や認知症高齢者への声かけ訓練の実施を通じて、広く市民が認知症の人への関わり方や配慮の仕方などを知ることができるよう、これからも取り組んでまいりたいと考えてございます。
(伊藤再質問)スローレジの導入について
福岡市では認知症の人が暮らす住宅や施設に限定せず、町全体に認知症の人にも優しいデザインが広がることを目指し、認知症の方に優しいデザインを導入しています。
本市でも、まちづくりにおける市内の案内板など視認性が高く、誰もがわかりやすいピクトグラムを導入する。また、近年スーパーマーケットでは人手不足の解消や待ち時間の短所短縮を目的として、セルフレジの導入が拡大していますが、一方で全国的に認知症の人や高齢者がゆっくりと有人レジで会計を済ませられるスローレジの導入も進められています。このスローレジの導入についても、民間事業者に協力を求めるなど取り組んではいかがでしょうか。
【副市長答弁】
まず最初にスローレジの方からご答弁を申し上げます。
先生がおっしゃいますように、近年スーパーマーケットなどにおいて導入している店舗が見られるという状況でございます。
ただ導入には専用のスタッフの配置やスペースの確保などが必要でありまして、必ずしも全ての店舗で実施できるものではないというふうに認識をしてございます。
誰もが安心して買い物を楽しめる環境というものは、外出の促進や認知症予防といった観点からも重要であるというふうに考えているとこでございます。
この認知症の方が安心して買い物をしていただくためには、やはり店舗の従業員が認知症に関する知識を持っていただくということが重要でございますので、そういう養成講座を従業員を対象としたものでも実施をしてございまして、認知症の方への接客、そしてサポートに生かしていただきたいというふうに考えてございます。
そしてまた認知症の方やそのご家族が安心して店舗をご利用いただきますように、認知症サポーターがいる目印をとなりますようなステッカーを作成いたしまして、認知症サポーター養成講座を受講された店舗等にも配付させていただいてございます。
引き続き企業等に対する養成講座を実施させていただきまして、特にスーパーマーケットなどを対象に実施する場合には、スローレジの取り組みを紹介することで安心して買い物を楽しめる環境作りについて繋げていきたいというふうに考えてございます。
(伊藤要望)
あと認知症の人に優しいデザインということで、(写真提示して)これが改善前なんですけれども、ちょっとぼやっとして何かわからないんですけれども、これらを改善しましたら、改善後はこういったはっきりとトイレがあるなってわかるようなデザインもありますので、そういったことをまち作りに生かしていただきたいと思います。
最後1点要望させていただきます。
神戸電鉄のシーパス1の販売促進費が予算計上されてますが、大変好評です。シニアの方からさらに販売数を増やして欲しいとの声も聞いています。認知症予防の観点からも高齢者の外出促進を図ることは重要ですので、利用者のニーズに合わせて販売方法を見直すなど、より利便性の高いものに変えていただきたいと思います。
以上です。



