神戸のレガシー
神戸のレガシー(世代から世代へ受け継ぐものごと)は、1995年に神戸のまちを襲った阪神淡路大震災を風化させないこと、震災で犠牲になられた方、ご遺族の方、被害に遭われた方のことを忘れないこと。震災がもたらしたものと同時に、震災で得た世界中からの支援を忘れないこと。これから起こる災害に備えて市民防災力を高めておくことだと私は思っています。
”災害は忘れた頃にやってくる”ものです。
今日の神戸市会、経済港湾常任委員会で、先日行われた第10回神戸マラソンの報告があり、この神戸の忘れてはいけない礎ともなるレガシーを思い起こしました。第1回のマラソンから『感謝と友情』をテーマに開催され、今年の出走者は20,255人、完走者19,458人、完走率96.1%を誇っています。
コロナ禍でもあり、沿道の応援は残念ながら自粛でしたが、一度でも神戸マラソンを走ったことのあるランナーなら「また走りたい!」と思える海沿いのコースを走る、素敵なマラソン大会なのです。
今後も魅力ある神戸マラソンを継続できるようにするための検討は大事です。
でも、神戸と名の付くマラソンである限り、また神戸ルミナリエも震災で亡くなられた多くの方の鎮魂のための灯りであることと併せて、私たち世代がけっして忘れてはいけない、世代を超えて受け継いでいかなくてはいけない「神戸のレガシー」について、今日は意見を述べさせていただきました。