子どもたちは大人を見て育っている
私は子ども好きです。
小さくて頼りない子どもであっても、人間の真理や、事の本質を見抜く目を持っていると信じています。
自分が子ども時代に苦労したことをよく覚えていて、
4年生の頃すでに、家に帰ったらあれもこれもしてという To do list を頭の中に書き込んでいて
ふ~~~っと疲れていたようなまじめな子でした。(自分でいうのも・・・)
学校での先生の振る舞い、表情、思っている事などもよく見てきた。
影響を受けた先生もたくさんいらっしゃいます。
先日の「人権教育ひょうご」でご講演くださった三木市の学校生活支援教員という肩書きの
佐藤 豊先生のお話の中で、
「子どもはね、教室内で問題が起こった時、いっせいに先生の顔を見るんですよ」というくだりがあった。
障害のある児童への接し方や、関わり方も子どもたちはじっと先生のやり方を見ている。
「どうしたらいいんだろう」ということが起こった時、教師にゆとりがあって、子どもたちに
「どうしたらいいんだろうね」と返して問えば、子どもたちなりの意見が出てくるんですよ。
「教師はすぐに正しい答えをださなきゃ・・・と思ってしまいがちなんですよね」
「毎日接する、教師の態度、教える姿勢から、子どもたちは物事の価値観や人権を学んでいくんですよ。」
「障害のある子どものすばらしい個性や、人権について先生たちから学んでいくので、
日常の教師の細かい判断によって、次の世代の価値観というのが決まっていくのですよ」・・・と。
ここに教育の本質的価値がある。
勉強がわかるようになる、友達と仲良くできる、将来の夢をもてるなどの、目に見える事以外の
個人の価値観の形成まで、教師は役割をになっていて影響を与えているのです。
私たち大人の姿をみて、育っている子どもたち。
何かに急かされてイライラしている子どもがいたら、それは私たち大人の姿がそうかもしれません。
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