【調査&視察報告4】品川区の小中一貫校について

小中一貫校で有名な品川区立日野学園は国内外から視察が多いと言われています。

6・3で区切られる小学校と中学校がひとつになって、 4・3・2年を区切りに9年間を通じて

教育していく小中一貫校は、年上の子どもが年下の子の手本となって

縦のつながりができる、 まさに鹿児島の郷中教育の現代版だと思います。

先月渋谷区の小中一貫校について概要を調査し、オープンしたてのため現場を

見ることが出来ず残念でしたが、今回は設備から子どもたちの様子まで視察することが

出来ました。

どこの都市でも、小中一貫校のメリットは参考になると思います。

私自身は、学校で働いていた頃から現場の様々な問題体験して、

どうすれば解決できるか考え続けています。

 不登校の子どもが多いこと
 学級崩壊で授業が成立しないクラスがあること
 クラス、学年、学校間の壁が大きくあり、教員連携が困難なところ
 社会に出て困らない基礎学力と、社会性を身につけること

何よりも、子どもが子どもらしく“のびのびと成長する学校”とは・・・

学校を序列化することなく、公立校の果たす役割と、時代の求めに応じて

変わっていかなければいけないこともたくさんあります。

日野学園生徒のみなさんは、1年生から9年生(中3生)まで、

しっかり目を見て大きな声であいさつが出来ていました。

若くてもやる気のある先生がどんどん活躍されるという職場風土も あります。

これからも小中一貫校の教育効果を注視し、神戸の教育に取り入れていくことが

できるようにしていきたいと思います。

運動場は人工芝で、周りはマンションや企業の高層ビルに囲まれています。

放課後の児童クラブは、多い時は200人の児童が過ごします。案内の斎藤副校長先生。

吹き抜けで、オープンスペースにある図書室は、常に誰かが常駐しています。
 

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