全国から視察殺到の釧路市へ
日本全体で生活保護受給の方が増加の一途をたどり、
高齢の方、若い方、働くことが出来る生活保護受給者の方をどのように就労支援に結びつけるか・・・
その実践をされている北海道釧路市にある地域起業創造センター“まじくる”を視察させていただきました。
キーワードはつながる、混ざる、居場所提供だけでなく私自身が参画すること。
『まじくる』は「混ざり合う」「ごちゃまぜになる」など、違いを持つ様々なものが積極的に混ざり合う様子を表す
関西地方の言葉だそうですが・・・こちら関西人でも聴きなれない言葉でした。
地域モデル事業の統括コーディネーターの高橋さん(まだとってもお若い方)から詳しくお話を伺う。
話を聴いてすぐに、この方はファシリテーターだと感じました。
出張での視察先では、たいてい挨拶や説明が流れるように進んでいくのですが、
高橋さんからは「どのような趣旨で、こちらにこられたのですか?」と逆質問。
そう、私たちは、WEDGEという雑誌の記事から、生活保護を受けている方に行政としてどう支えていくことが出来るのか。
積極的に寄り添う支援とは具体的にどのように出来るのか・・・
その糸口を見つけたくて、会派から出張に来させていただいたのでした。
事前に「厚生労働省セーフティネット支援対策等事業費補助金事業」で
釧路市福祉部生活福祉事務所が出されている「生活保護受給者自立支援にかかわる第二次ワーキンググループ会議報告書」を
読ませていただきました。
こう書くとなんだか難しいのですが、一言で言って「人間の尊厳の回復」をどのように実践するかということのヒントがまとめられています。
実際に受給者の立場だった、おんじこと、松田さん(左端)からもお話を聞かせて頂き
身内の介護から、生活に行き詰っていった様子、相談に行った福祉事務所でケースワーカに
「あなたの命が大切。あなたがまず医療を受けて生きていけるように」と生活保護を受けることができたこと。
そして受給中に釧路市の生活保護自立支援プログラムの中の豊富なメニューの中から
生活保護世帯の中学生に勉強を教える学習支援のボランティアを体験し、そこから就労意欲を取り戻して
現在はまじくるで働いていらっしゃるというお話でした。
社会からはじかれ、自分の殻に閉じこもってしまいがちな時に、人間にパワーをもたらすものとは・・・
人間にとって人間らしく生きていく『自立』とはなんなのか・・・
社会に出るときにつまづいたり、ひきこもってしまう若い人たちに元気を取り戻す方法とは・・・
短い滞在時間でしたがたくさんの示唆をいただきました。
そして、できることならこの「まじくる」でいろいろな人と関わりながら働きたい!!と思いました。
神戸での実践につないでいきます。
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伊藤めぐみ Official☆Homepage
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私は 1970年2月生まれで 現在 失業中で 求職中です。
親がいて、家があるので、生活保護は受けることができません。
それより、仕事を見つけたいです。
兵庫県議の小池啓納さんの、一般の失業者より、刑務所を出た人の、仕事を一番に考えるべきとの発言は、納得できず、大反対です。
前科者より、一般の失業者を、優先に考えてほしいですね。