伊藤の政策 【子供は未来の宝物!安心して子供を育てられるまちへ】

伊藤めぐみ

 日頃から登下校時の見守り活動や、子育て支援、昔遊びや歴史、伝統の継承に取り組んでおられる地域の大人達によって、子供も、子育て中の両親も安心して暮らすことができます。しかし、今後の神戸の未来を考えると、結婚して家庭をもち暮らす若い世代の方の住むまちとして「神戸」が選ばれなくてはいけません。高齢化しているまちの中でも、子育て世代が移り住める環境づくり、保育所や教育の充実を通して「子育てするなら神戸のまち」と選ばれるまちをめざして、子育て政策の充実をめざしていきます。

育児が孤立せず、みんなで育て合う社会を

 子育て時期には、産後うつの問題や、育児不安から虐待が起こる危険性もあり、私たちが安心して子育てをするためには、一番支援や相談体制が必要な時期に適切に関わる子育て施策の強化が必要です。育児が苦痛になる前に相談すること、サポート制度を利用して、子育て中の人のレスパイト(疲弊)対策で家事の補助を利用出来るなど、子育てに悩む初期の時期への適切な支援を充実させます。

児童虐待防止に保護者支援も

 虐待は子供にとって心身共に大きな傷を残します。残念ながら、神戸市でも平成25年度は虐待相談件数が589件で、年齢構成別では小学生以下が81%となっています。身近な大人からの虐待に苦しむ子供達に対しての虐待防止は、出来る得る限りのあらゆる施策を講じなければなりません。虐待の中でも特に、子供の育て方について悩む保護者に子供への適切な診断や、療育の支援なども必要です。また虐待をした保護者には子供との「家族の再統合」に向けたカウンセリングや指導が現状は不十分です。虐待は一切許さない観点を持ちながらも、虐待をなくすためには保護者への支援も不可欠です。多くの先進事例を参考にさらに積極的に取り組んでいきます。

児童養護施設で暮らす子供達の支援

 児童擁護施設は、虐待を受けた子供や家庭の事情で家庭保育が望めない子供達が集団で暮らす施設ですが、保護される子供の増加から過密化しているのが課題です。心のケア、健康の回復、学力補充、生活指導などには多くの大人が適切に関わっていくことが大切です。また今後は小規模な家庭的な中での養育も重要です。児童養護施設で暮らす子供達が安心して、心身の健康を取り戻し、健全に育り、社会で自立が出来るよう、神戸市の取組みを強化していきます。

病児・病後児保育の拡充

 保育所の拡充が進んでいますが、幼い子供は病気にもかかりやすく、共働きの家庭では仕事も休めない現状があります。広域の北区内にも、大池真星病院内1か所では不足しているのは明らかです。病児・病後児保育の拡充は地域の医師会と連携して取組みを進めていきます。

学童保育の充実

 保護者就労による放課後の子供達を育てる学童保育は、ハード面では子供がのびのび動ける、安全で広い場所の確保と、ソフト面では人員配置への支援が必要です。働く保護者の要望と子供達にふさわしい環境の提供が出来るように取り組みます。

様々な障害をはじめ発達障害時の療育支援の充実を!

 北区で不足していた北神地域での発達障害児の療育支援サービスが受けられるようになりました。しかし依然として診断待ちに3カ月かかる現状から、発達障害の診断と、効果の高い早期の療育支援に今後も取組みます。